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固結が引き起こす製造現場の課題
固結とは、粉体原料の粒子同士が結合して固まり、流動性が失われる現象です。粉体原料を保管・使用する製造現場では、季節や保管条件によって日常的に発生しうるトラブルの一つです。
固結を引き起こす要因はさまざまですが、代表的なものとして湿気の吸収・温度変化・保管時の圧縮、そして再結晶や液体架橋(えきたいかきょう)が挙げられます。
液体架橋とは、粒子の間にあるわずかな水分が「橋」のように作用し、粒子同士を引き寄せてしまう現象です。高湿度の環境下では粒子表面に薄い水膜ができやすく、この架橋が発生しやすくなります。
また、固結の進み方は原料の性質によっても異なります。塩の場合、周囲の湿度が臨界湿度(約75%)を超えると結晶表面が溶け出し、湿度が下がると再び結晶化します。この溶解と析出の繰り返しが、隣り合う粒子同士をつなぎ合わせて固結を進行させます。上白糖では、表面にコーティングされた転化糖(糖液)から水分が抜けるときに糖分が再結晶化し、粒子間の「接着剤」となって塊を形成します。
温度と湿度のコントロールによる固結防止が難しい場合もあり、多くの製造現場で対策が求められています。ここからは、固結が実際の製造工程にもたらす2つの課題を見ていきましょう。
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